毎年九州沖縄8県持ち回りで開催されています。

今回は6月29日、前年の沖縄に続き、鹿児島での開催でした。

8県にあるこども食堂支援ネットワーク団体が中心となって各県のこども食堂のみなさん、そして行政や社協など関係ステークホルダーの方々にお声がけし、今回はなんと200人もの参加で大いに盛り上がりました。

まず各県のこども食堂さんからの事例発表です。

佐賀県を代表して発表いただいたのは、有田町の『多世代交流型こども食堂えがお』の吉野さんです!

こども食堂を始めるきっかけから、有田町でこども食堂が一気に増えてきた様子などを丁寧に紹介されました。

なんと言っても有田町は行政や社会福祉協議会との連携が強く、みなさんがつながり合い、支え合いながらこども食堂やこどもの居場所を開催されているのが特徴です。

ぜひ有田町、そして有田の食堂や居場所にアクセスしてみてください。

続いて5つの分科会へ。みなさんそれぞれ自分の興味のあるテーマに移動して開催です。

私たちさがっこは「他団体との連携」というテーマのファシリテーション担当でした。

約40名が集まり、和やかな雰囲気ですがみなさん真剣に意見交換しています。

こども食堂運営者からは「もっと支援者とつながりたい」「うちの市では社協との連携が無い」「補助金の申請作業が煩雑だけどどこに相談すればよいかわからない」といった切実な声が聞かれました。

また行政や社協の方からも「地域の情報が入ってこない」「お手伝いしたいけどマンパワーが足りない」などの話もあり、中間支援団体の役割・必要性を再認識しました。

分科会が終わって、それぞれのまとめを全体で共有。佐賀メンバー大活躍でした!

こども食堂は全国的に大きく増加しており、それに伴い必要な支援も多岐にわたって増加しています。

もちろんこども食堂に関する社会的認知も向上していますが、より広く情報発信していくこと、そして私たちのような中間支援の担い手人財の確保と育成も大きな課題になっていることが共有できました。

参加されたみなさんが、他県での事例や課題などを対面で共有・共感し合える場として、とても価値ある時間になりました。

「ここに来てみんなと話して、また来年まで頑張るパワーをいただいた!」

そういう声があちこちから聞こえつつ、この熱気ある会場は次回、長崎に移ります。