「さが・こども未来応援プロジェクト」は、「どんな境遇のこどもたちも見捨てない!」をテーマに、地域で活躍している各種支援団体の皆様とともに、こどもたちの「たべる」「あそぶ」「まなぶ」を支援しています。
代表あいさつ
「こどもの貧困」ってなに? 多重な困難を抱え「孤立」しているこどもたちと親
「こどもの貧困」の根底にある「関係性の貧困」
(一社)さが・こども未来応援プロジェクト実行委員会
代表理事 山田 健一郎
「給食が唯一の食事であるこども」、「遠足や修学旅行などの支払いができなくて参加できないこども」
こどもの貧困の現状は、「親もこどもも生活に困っていることを知られたくない」「親が忙しくて『困っている』という声をあげる余裕がない」等の理由から社会からは分かりにくく、そのために親も子も孤立しがちになり、状況はますます複雑に、そして深刻になっています。
その他にも、「親が仕事で帰りが遅いため、家に帰りたくないこども」「虐待などを受け、それでも、親が好きで苦しんでいるこども」など、支援機関での相談の中には、こどもや親の様々な「SOS」があり、行政やNPO等の支援機関では、声なき声を拾い上げようと、最前線で立ち向かい、精一杯支え続けてくれています。
『こどもの貧困』という言葉に、あなたはどんな情景を思い描きますか?
どうしても、経済的な貧困のイメージが最初に浮かぶかもしれません。
そのせいで、日本独特の中流階級意識と偏見などがあり、表面化しにくく把握が難しくなっています。
・家庭が安心できる場所ではなく、心の声を発することなく苦しんでいるこども。
・事情により就労が叶わず、家計を切り盛りできないまま八方ふさがりで苦しむ親。
・陰湿ないじめにあっていることを誰にも相談できずに、自分の存在を肯定できずにいる若者。
このどれもが今、日本社会が、そして地域が抱えている『貧困』だと私たちは考えます。
お金があるからといって、幸せな家庭が築けるとは限りません。
お金がなくても幸せな家庭はいっぱいあります。
私たちは、『こどもの貧困』が起きる原因は『経済的貧困』だけでなく、根底にあるのは『関係性の貧困=社会的孤立』だと考えます。
こどもや親、一人ひとりが生きているそれぞれの境遇の中で直面している『関係性の貧困』に対して、こどもや家族だけでは乗り越えることが難しい、その根源にある課題を見極め、対応策を地域の担い手と一緒に考え、共に行動して具現化していくためのプラットフォーム(救済システム)をつくります!
法人情報
名称
一般社団法人 さが・こども未来応援プロジェクト実行委員会
代表理事
山田 健一郎
住所
〒840-0813 佐賀市唐人二丁目5番25号 TOJINシェアオフィス2号館
(事務局)
〒840-0027 佐賀市本庄町本庄1313番地 佐賀女子短期大学3号館内
連絡先
TEL:090-9482-4434
E-mail:info@saga-codomo.com
事業報告
私たちの活動
令和6年度子どもの未来応援コーディネート業務
(佐賀県こども家庭課委託事業)
地域のこどもたちの“とまり木”となる「こどもの居場所」をはじめとするこどもの貧困対策の取組と、継続的な運営を後押しし、こどもの貧困対策の推進を図る事業です。
唐津市「子どもの居場所等支援コーディネート」事業
(唐津市こども家庭課委託事業)
唐津市内において、貧困などの困難を抱えるこどもを地域で見守り、学習支援、体験活動、生活習慣形成支援、また相談支援や社会的孤立防止のための「こどもの居場所」等を市民が主体となり運営するための地域支援体制の確立を目指し、こどもの居場所等支援コーディネーターを設置する事業です。
過去の取り組み
佐賀県知事 山口 祥義からのメッセージ
佐賀にはこどもたちの居場所の活動をはじめ、素晴らしい活動をしているNPO等の「志」がたくさんあります。行政が制度を作ってしまってからやってくださいとお願いするのではなく、現場の活動がしっかりあって、それを応援して一緒に進んでいくのが佐賀の良さです。
自分自身もこどもの頃は、仲間や地域から助けてもらった記憶があります。どんなこどもたちとも接点が持てる居場所が必要です。
こどもを中心とした多様な地域の居場所が広がっていくことを願っています。
NPO等のさまざまな取り組みを佐賀県は全力で応援します。
ぜひ一緒にやっていきましょう。